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うさこにっき

生活クラブのsnsクミーズ、2007年から2013年までのブログ記事。

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  2011/06/13
本の花束で注文した本
『オスカー 天国への旅立ちを知らせる猫』
をあっという間に読み終わりました。



表紙の長毛のかわいらしい猫ちゃんがオスカー。
猫好きにはもちろんおすすめです。
ホスピスケアについてもいろいろと考えさせられます。
日本で動物もすんでいるホスピスなんてあるのかな。

アルツハイマーなどでなにもかも忘れていく愛する人を
受け入れられない家族、
高度医療を求める家族、
旅立たないでこのまま生きていてほしいという気持ちと、
仕事と介護と子どもで生活は限界な事実、
オスカーはだまって、各部屋を回り、
旅立ちの時になると、ベッドにあがってねずの番をします。

猫を飼ったことがある人なら、
猫が一緒にいてくれることは、とても光栄なことだとわかると思います。
  男の子が午後パソコンをしているときに、ぱたぽんが膝に乗ってくると、
  毎回みてみてみてみてーと自慢しつつ喜んでいます。
人生の終わりの時に、のどをごろごろ鳴らしながら、
足元で丸まっていてくれるなんて、どんなに安心なことでしょう。
原発を作ったり壊したりしていないで、
人間も少しは、猫を見習わなければ。

書いていたら、ぱたぽんが膝に乗ってきました猫
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2011/04/28


ときおり、図書館で借りてきては読み返す本。
薄い本で、字も大きく、すぐに読み終わるのに、
あったかいものがいっぱいつまっています。

アメリカの話でさらりと書かれているので、
現代っ子もなんの違和感も感じずに読めますが、
実は電気もガスもない小さな家のローラと重なる時代の話。

のっぽのサラでは、パパが新聞にお嫁さんを募集して、
それに応募してきたサラとの手紙のやり取りと、
とうとうやってきたサラが海に帰ってしまうのではないかと、
心配する子どもたちの気持ちと、
サラとパパが思いやりを持って、家族になっていく様子が描かれています。

草原のサラでは、
サラがやってきた次の夏、草原は干ばつになり、
井戸も枯れ、仲良くしていた人たちも草原を出ていく中、
とうとうパパを残して、サラと子どもたちは、
サラの住んでいた海辺のまちへ行く話。
のっぽのサラででてきたおばさんたちや、
生まれて初めて、草原からでて海を見た子どもたちの様子も描かれています。

草原で、ほかに友達もいないきょうだいでも、
家の手伝いはしっかりとでき、
パパやサラの様子をちゃんとみて、
自分の気持ちを伝えたり、抑えたりしています。

新聞広告を読んで結婚しようなんて、お見合いよりもわからないのに、
三日三晩もかけて、パパのところにやってきたサラは、
会った瞬間から、子どもたちに好かれてしまいます。

草原で地道に生きるパパは、
多くのことを語りませんが、
子どもたちのことも、サラのこともじっと待つ余裕があり、
干ばつのなかでもサラの誕生会を開き、
家族と離れて、土地を守ります。

人が生きるのに必要なのは、
たくさんの情報でも、いろいろな種類の経験でもなく、
まわりの人への信頼と、
自分が行動できる思いやりなのだと思わされます。
 2011/02/04
最近男の子でいちとのはやりは、
ポンパ!です。

「アサッテの人』 諏訪哲史
を、でいちがえらく気に入り、
ポンパなんですよ、チリパッハなんですよと、
読み終わってから言うので、わたしも読んで、
あぶない世界~と思いつつも、楽しんでいます。

朋子さん、なんで死んじゃったの~悲しい
アサッテな人には、家族や親せきも関係ないのだろうか。

読み終わらなかったので、図書館へ借りに行ったら、
双子のきょうだいのような、
『りすん』 があり、
こちらは先にわたしが読んでいます。
全部会話です。
兄妹のアサッテな会話です。

1969年生まれの作者なので、
とーってもなつかしい情景が語られて、
なにかに似ていると思ったら、
小川洋子の『ミーナの行進』でした。

でいちの読書ブログ
http://007700.blog.shinobi.jp/Entry/1694/

2011/01/09

あいかわらず、図書館でぶらぶらするのは、
児童書コーナーと料理本のコーナーばかり。
なんといっても、児童書は、薄くて読みやすいのに、
読んで損をすることはないLOVE

秋に読んでいたのは、
『だれかがドアをノックする』
アン・メリック 徳間書店

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A0%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%83%89%E3%82%A2%E3%82%92%E3%83%8E%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%82%A2%E3%83%B3-%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF/dp/4198608083

トッドは父親に盗みをさせられ、
お腹がすいていて、おびえていて、自分の過去についていっさいわからない、
なんて、児童虐待の本なのか?と思うけれど、
人形を作ったことから、少年が旅をして、自分を見つける話。
といっても、昨今流行の、自分探しの旅、ではなく、
自分の身元をみつけるのであって、
きれぎれの記憶が最後に明かされる。

子どもがこんなに苦しい旅をしていていいのか、と思うし、
日本だったら、こんな旅が成立しないとは思うけれど、
最後にわかる親たちの話には、
若い親たちが、どうしていたのか、思いをはせたくなる。

読んでる最中に、表紙を何度も見返してしまいます。




『不思議な黒い石』
ジル・ぺイトン・ウオールシュ 原生林

ささめやゆきさんのイラストの本は、
不思議な面白さがあるので、作者が違っても、
見つければ読むようにしています。これもそんなふうに借りた本。

なんにもない土地に引っ越してきたジェームス。
団地の子にも、村の子にも入れてもらえないし、
勉強はできすぎちゃってつまらないし、
隣のおじいさんと、車に住んでいる女の子しか友達がいない。

たぶん、世界中どこでも、子どもの世界は辛辣で、
仲間じゃないものに厳しくて、
いじめだってなんだってあるのだろう。

それでも、日本の今の子どもたちのように、
一人でどうにもできない状況から、
なにかをみつける勇気、またはきっかけを、
ほかの子たちは、どうやってみつけているのだろう。

ジェームスは、隣のわけわからないサムソンじいさんがいて、
 (関西弁です)
頭はいいのに学校に来ないので勉強もわからないアンジェイが
なんとなく友達になっている。
そして、死にそうなサムソンじいさんに頼まれごとをしたことから、
事態が変わっていく。

子どもの中にあるものを、目覚めさせるのはなんだろうと、
読み終わってからも考えます。

むしゃくしゃして、ジェームスとアンジェイを車に乗せて、
なんでも好きなもの注文していいのよ、これが晩御飯
といって、サンドイッチやスコーンやケーキを注文するお母さんが素敵。
お母さんが、他人に対して優しいということも、
ジェームスに影響があるのだろうな。

たいらで木もはえていなくて、何もかも丸見えの土地、
というのが、なかなかイメージできないけれど、
これもイギリスの話で、ただ寒々しい景色が、
ジェームスが土地になじんでくると、
だんだん風景や生活に色がついてくるような感じがある。
 2010/11/22
おっとがおもしろいよーというので、読んでみたら、
確かに、子どもがいる人には、思い当たりすぎることばかり。

働く母が、子どもが小学校に入った時から始まる、
役員をいかに引き受けないか、
引き受けるのなら、いつがいちばん楽なのか。

を考える間もなく、
あちこちで体当たりをしていくお話。
主人公の陽子は、頭がいいため、
疑問と不可能のところをまくしたててしまうので、
黙っているより、はるかに問題は大きくなってしまう。

学校の委員から、学童、自治会、さらにはスポーツ少年団と、PTAと、
子どもがいるために、知らなかった世界を垣間見ることになり。

しかし、最後のエピローグには、
そうだよ、実は、生活クラブだって、
無償の委員じゃたちうちできないところまできてるんだから、
と、うちの地区で言っては、白い目で見られることを
現実化しようとしていて、
これはぜひ、生活クラブの人がみんな読んで
考えたほうがいいことなのではないかと思いました。

きっと、陽子が、どうしたら自分だけが楽にこの場面をやり過ごせるのか、
考えて発言できたら、こんなに面白い話にはならなかったでしょう。
そこが、自分だけ、の話にならず、
こんなのみんなムリと考えることができるから、
業務の効率化の発想もできるのでしょう。

陽子は、(発想や行動が)女じゃないと、自他ともに認めているけれど、
わたしも、かなり似たところがあるのを、認めざるを得ません爆笑
わたしの場合は、そこまで頭がよくないので、
ばったばったとなぎ倒し~とはいかないのが残念ダッシュ

プロフィール

HN:
うさこ
性別:
非公開

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